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執筆者の写真sdpkyoto

第93回 メーデー・アピール

全国の働く仲間の皆さん!

 1886年にアメリカの労働者が8時間労働制を要求し、立ち上がったことで始まった「メーデー」は、今年で136回目を迎えます。働くものの希望が実現する社会を築くため、労働者の団結と連帯の力はなにより重要です。社民党は、この第93回メーデーの開催を心からお祝いし、心からの連帯のメッセージを送ります。

 新型コロナウイルス感染症によって人々のいのちが危険にさらされています。医療従事者はもちろんのこと、高齢者や障がい者のいのちに寄り添い介護の現場で働く方々、子どもたちの未来を信じて教育・保育の現場で働く方々、全国各地の公共サービスを必死で守ろうと日夜頑張っておられる方々、ひとりひとりの働きが「エッセンシャル(必要不可欠)」な存在として尊重されなければなりません。

 しかし現実には、感染症の影響を口実とした解雇や雇い止めは後を絶たず、すでに13万人以上が職を失い、将来への希望を持てない不安な状況下にあります。とりわけ、不安定な雇用にあった女性たちが真っ先に首切りの対象となり、自殺者が急増している現状には怒りを禁じえません。社民党は非正規雇用の拡大に歯止めをかけ、同一価値労働同一賃金の実現を求めます。また、安定した生活を確保できるように、最低賃金全国一律1500円への引き上げをめざします。

 日本はいま「平和国家」としての歩みをゆるがす大きな転換期を迎えています。ロシア軍のウクライナ侵攻を口実に、政府は大幅な防衛力増強の道にすすみかねません。社民党は結党以来、平和主義と憲法擁護を掲げ、国民の「いのちとくらし」を守る活動に取り組んできました。憲法の理念が活かされた社会の実現をめざし、取り組みをすすめます。

 働くものの団結で生活と権利、平和と民主主義を守りましょう。

 第93回メーデー万歳!

2022年5月1日

社会民主党

党首 福島みずほ




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