2020年8月20日
秋元司衆議院議員の逮捕について(談話)
社会民主党幹事長 吉田忠智
1.本日、東京地検特捜部は、カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件に絡み、贈賄側の被告に虚偽の証言をする報酬として現金提供を申し込んだとして、組織犯罪処罰法違反の証人等買収の疑いで秋元司衆議院議員を逮捕した。秋元司衆議院議員は、去年12月25日にカジノ汚職事件で逮捕され、1月14日には収賄容疑で再逮捕されていたが、2月に保釈され、議員活動を再開していた。保釈中の国会議員が再逮捕されるのは極めて異例のことである。自らの裁判を有利に進めるために証人買収を計画した可能性があり、報道されているような容疑が事実であれば、現職の国会議員としてあるまじき行為である。秋元議員はただちに衆議院議員を辞職すべきである。
2.秋元議員は、公の場で説明責任を果たすとともに、今後、司直の手によって事件の全容が解明されることを期待する。自民党としても、離党したので関係ないではなく、責任を持って事実関係を明らかにするよう努力するよう求める。
3.安倍政権が成長戦略として進めるIR自体に関する利権・癒着構造にもメスを入れていかなければならない。社民党は、国会の場での疑惑の解明をはかるためにも、早期の臨時国会の開会を求める。
以上
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