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憲法集会 メッセージ

憲法集会 メッセージ


 日本国憲法の基本理念 である「国民主権、恒久平和主義、基本的人権の尊重」は、国民一人ひとりの尊厳を守り、平和と民主主義、国民生活の向上を導いてきました。また「不戦の誓い」は、国際社会とりわけアジア近隣諸国民からの信頼を得る礎となっています。


 今、新型コロナウイルス感染症が世界中に拡大し、人々のいのちと暮らしが危機にさらされています。政治がなすべきことは、憲法13条の幸福追求権、25条の生存権にもとづいて、ウイルスの感染拡大の防止と収束、国民生活への支援に全力を注ぐこ とです。


 しかし、安倍政権の新型コロナウイルス対策は二転三転し 、場当たり的で後手後手の対応が社会の混乱を招いています。コロナ危機に便乗し、自民党改憲4項目の一つである

 「緊急事態条項」を持ち出して、改憲論議を進めるなど到底認めることはできません。安倍首相がなすべきは、現行憲法を遵守し、危機を乗り越えるために耐えている国民に寄り添った施策を実行することであり、改憲という自身の悲願達成ではありません。


 安倍長期政権によって、立憲主義・民主主義・平和主義が蹂躙され続けています。森友・加計学園問題や「桜を見る会」疑惑、東京高検検事長の任期延長など政治の私物化と腐敗がいっそう深まり、「戦争法」強行を皮切りに、中東派遣など自衛隊の任務拡大、戦闘機の「爆買い」など防衛予算の増大、民意を封殺する辺野古新基地建設の強行など、軍拡路線が進められてきました 。「表現の不自由展・その後」への公権力の介入など、表現の自由や報道の自由も脅かされています。

 国民に保障された諸権利を奪い、日本を「戦争できる国」に変えようとする安倍暴走政治を何としても止めなければなりません。「憲法に基 づく政治」の実現こそが必要です。


 社民党は、憲法が保障する国民の諸権利を活かし、いのちと暮らし、平和を守る政治の実現をめざします。力を合わせて改憲の流れを押しとどめていきましょう。


2020年 5 月3日


社会民主党京都府連合

代表  桂川 悟




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